昨年度の約3倍「親が詐欺に引っかかった」給湯器の点検めぐるトラブル急増 70代以上の高齢者がターゲットに?
国民生活センターは21日、HPとX(旧Twitter)を更新。給湯器の点検商法に関する相談件数が2023年度に入り急増し、2022 年度同期の約3倍となっているとして、注意を呼びかけた。
寄せられた相談の中には電話や訪問で突然給湯器の点検を持ち掛け、不安をあおって高額な給湯器の交換を迫る手口が多くみられるといい、電話口で「自治体から委託を受けた」「契約中のガス会社から依頼された」などと身分を偽るケースもあるという。
SNS上では「親が引っかかった」の声
同センターによると、相談者のうち契約した人の7割は70歳以上であったという。SNS上にも「営業電話が実家の方に来た」「親が詐欺に引っかかっていた」といった声が上がっており、高齢者は特に注意が必要だ。
給湯器の無料点検を行なってるのでどうですか?という営業電話が実家の方に来たみたみたいで、調べたらこういう詐欺が最近流行ってるみたいなのでみなさんもお気をつけて
— ぴーやま (@Piyama0) November 22, 2023
無事に契約破棄出来たけど
— 多忙なゲームコーナー の人🍥 (@HOMEAMUSE) September 24, 2023
家に帰宅したら親が給湯器の詐欺に引っかかっていてかなり焦った。
トラブルを回避するには?
では、こういったトラブルを避けるには、どうしたら良いのだろうか。同センターは消費者へのアドバイスとして、以下を挙げている。
【発表情報】
— 国民生活センター (@kokusen_ncac) February 21, 2024
給湯器を点検するという電話や訪問にご注意!
不安をあおり、高額な契約をさせる手口がみられます。
たとえ無料でも安易に点検させないことが大切です。https://t.co/su18HsUT0W
困った時は、一人で悩まず、まず相談!
消費者ホットライン「188」に電話#給湯器 #点検商法 #無料点検 pic.twitter.com/RkeWadyjZ3
・電話や訪問で点検を持ち掛ける業者には安易に点検させないようにする
・点検を断る連絡ができず訪問された場合にはインターホン越しに点検を断る
・その場では契約せず、十分に比較・検討する
・クーリング・オフ等ができる場合も
また、不安に思った場合には早めに消費生活センター等に相談することを勧めており、「消費者ホットライン『188(いやや!)』番」に電話することで、最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等の案内を受けられると紹介している。
高齢者をめぐってはこの他にも、国民生活センターから多くの注意喚起が行われている。家族や身の回りの人を守るためにも、高齢者に多い事例や手口などを知っておくと良いだろう。
- この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいて執筆しております。
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