知っておきたい!借金・債務整理の基礎知識

家を買う・借りる

「リボ払いなどの借金や奨学金があると、住宅ローンを組むことはできないのでしょうか?」や「借金で住宅ローンの返済ができなくなりました。自宅を売却せずに、住み続ける方法はありますか?」など借金があった場合の住宅関連の疑問に関して解説します。

リボ払いなどの借金や奨学金があると、住宅ローンを組むことはできないのでしょうか?

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住宅ローンが「絶対に組めない」というわけではない。
ただし、借金や奨学金の金額や、収入状況によっては、審査に落ちる可能性がある。

詳しい解説

住宅ローンの審査は、借金の残高・借金の種類・年齢・年収・職業など、様々な要素を考慮して審査されます。

借金があるからと言って、「絶対に住宅ローンの審査に落ちる」というわけではありません。もしリボ払いを抱えていても、返済を滞りなくしていれば、信用情報に傷がつくこともないでしょう。

ただし、多額の借金がある場合や、安定して収入が得られる職業に就いていない場合などは、審査に落ちる可能性が高くなります。

住宅購入は、人生の一大イベントです。
住宅を購入したいけれど、借金があり不安…という方は、弁護士に債務整理についてご相談いただくことをお勧めします。

借金で住宅ローンの返済ができなくなりました。自宅を売却せずに、住み続ける方法はありますか?

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住宅ローン返済が困難でも、家を売却せず、住み続けられる手段がある。

詳しい解説

住宅ローンの返済が困難になってしまった場合、必ずしも家を売却しないといけない、というわけではありません。
リスケジュール、個人再生、親族間売買などの方法で、そのまま住み続けながら、無理のない計画で借金を返済していく、という方法もあります。

弁護士であれば、家を残しながら借金問題を解決することができないか、そのためにはどのような方法が良いのか、最適な方法をご提案することができます。

「もう家を売るしかない…」と諦める前に、まずは弁護士にご相談ください。

個人信用情報に「異動」等の事故情報の記載があると、住宅ローンの審査は通りますか?

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返済の延滞や債務整理の事実があれば、審査が不利になる可能性もある。

詳しい解説

「異動」とは、支払いの遅れによって信用力を失っている状態をいいます。
審査が通らないとは言い切れませんが、異動の内容によっては、融資額が低くなったり希望の金利で借り入れができない可能性があります。

ただし「異動」の登録期間はおおむね5年、最大でも10年と限りがあります。登録期間は登録内容や各信用情報機関によって異なります。個人の情報を扱う信用情報機関は、CIC、全国銀行個人信用情報センター、日本信用情報機構の3社です。

本人が登録情報の開示請求を行うこともできますので、気になる場合は問い合わせてみましょう。

住宅ローン審査時に借金がないと虚偽の申告をした場合、審査に落ちますか?

○

「虚偽の申告」をした場合は、ほぼ確実に審査に落ちる。
さらに、ウソをついたことが、他の金融機関にも共有される。

詳しい解説

住宅ローンを申し込むときは、金融機関から借りている借金や奨学金の有無だけではなく、友人・知人から借りている借金、収入状況など、「あらゆる借金」を全て包み隠さず申告しなければなりません。
もしも「虚偽の申告」をしてしまった場合は、ほぼ確実に審査に落ちるでしょう。

また、「A社で虚偽の申告をして住宅ローン審査に落ちたから、他社で申し込もう」と思っても、A社で虚偽申告をしたことが信用情報に登録され、「虚偽報告者」として、他社の住宅ローンの審査にも通らなくなる可能性が高くなります。
絶対に、住宅ローンの審査で虚偽の申告をしてはいけません。

現在の借金の状況がはっきり分からず不安な方や、住宅ローンの審査に不安がある方は、弁護士にご相談ください。

住宅ローンの審査に通った後に、借金があることが金融機関にバレた場合、住宅ローンの強制解約や一括返済を迫られたりしますか?

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金融機関によっては、住宅ローンの強制解約や、一括返済などの厳しい措置が取れられることがある。

詳しい解説

借金があることを隠し、嘘をついて住宅ローンの審査に通ったとしても、それが後からバレてしまうと、金融機関の判断によっては、強制解約や、一括返済などの厳しい措置を迫られるケースもあります。

住宅ローンの審査で、虚偽の申告をすることは、リスクが高い行為です。
絶対にしてはいけません。

現在借金があり住宅ローンを借り入れや審査に不安があるという方は、早めに弁護士にご相談いただくことをお勧めします。

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